平成27年度西東京市立小・中学校歯科医と養護教諭の研修会
〜味覚と美味しさの科学 〜子供たちの豊かな味覚を育てるために〜
日時: 平成28年2月25日(木) 午後1時30分~
場所: 西東京市役所田無庁舎5階502・503会議室
対象: 西東京市歯科医師会学校歯科医、西東京市養護教諭
講師には東京歯科大学 生理学講座 澁川義幸准教授をお招きして「味覚と美味しさの科学」という題目で研修会を開催しました。
味覚の基本的概念や、子供の好き嫌いの形成についての話がありました。
味覚には苦味・酸味・塩味・甘味・旨味の「五基本味」があり、特に旨味は昆布、かつお節、醤油や魚醤に多く含まれ、アジアを含めた日本人特有の味覚であるという説明がありました。
一方で近年、日本特有の味覚・食文化の乱れ、生活様式と食生活の変化が報告されており、演者が東京都学校歯科医会と協力して園児から高校生までの約3000名を対象に行った旨味・甘味感受性調査の結果についてお話もありました。これらの結果から児童・生徒・若年者への味覚教育活動の重要性と学校保健活動における意義について考察がなされ、講演会が終了となりました。